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■甲冑用語集WEB版 か行

このサイトで掲載の用語は「甲冑用語集WEB版」でほぼ確認できます。誤字誤植の訂正は随時行っています。

※明らかな誤りや誤植を発見された方はお手数ですが、お問い合わせページからその旨お送りいただければ幸いです。ただ、お返事などは出来ないと思いますのでお許しください。
※How To Read についは、参考程度としてください。表記に問題があるため全面改定を準備しています


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No. 漢字 ふりがな How To Read 説明
10045 皆具 かいぐ kaigu 『源平盛衰記』巻十四に「黒糸威の鎧兜皆具給いけり」とみられ、三者から小具足に至るすべてが揃っていること。
10046 角八ツ打 かくやつうち kakuyatsuuchi 丸打の紐の一種。断面がほぼ正方形状になった八組の紐。代表的遺物として青森県櫛引八幡宮蔵(国宝)「白糸妻取大鎧」の総角がある。
10047 懸緒 かけお kakeo 「掛緒」とも書く。袖の冠板の裏から取る一番後ろの緒。大鎧、胴丸、一部の当世具足の背に下げる総角の輪に結ぶ。
10048 笠ジコロ かさじころ kasazikoro 笠状に大きく開いたシコロ。討物(太刀や薙刀を用いる戦闘)に際して鎌倉後期に腕の運動の考慮から発生したといわれている。代表的遺物として島根県日御碕神社蔵(国宝)「白糸威大鎧」、青森県櫛引八幡宮蔵(国宝)「赤糸威菊金物大鎧」等の兜のシコロがある。
10049 笠印付鐶 かさじるしづけのかん kasazirushizukenokan 「後勝鐶」ともいう。総角や笠印を結ぶために兜鉢の後部に打たれた鐶。
10050 飾金物 かざりかなもの kazarikanamono 単に装飾のためにのみに用いられる金物の総称。据金物、裾金物、八幡座、篠垂等の類。
10051 飾木 かざりぎ kazarigi 甲冑を飾るときに使う木で作った骨組。
10052 片白 かたじろ kataziro 『源平盛衰記』巻四十二に「洗皮の鎧に、片白の甲」と散見され、兜鉢の前正中のみを篠垂や地板で飾ること。代表的遺物として東京都御岳神社蔵(国宝)「赤糸威大鎧」の兜がある。
10053 肩白 かたじろ kataziro 『八坂本平家物語』、『源平盛衰記』、『吾妻鏡』等に広く散見され、上二段もしくは三段を白に変えた威毛。代表的遺物として島根県出雲大社蔵(重文)「赤糸威肩白大鎧」、大阪府金剛寺蔵(重文)「黒韋威肩白腹巻」等がある。
10054 型紙 かたがみ katazome 型染めに用いる各種の図柄を彫った紙。
10055 型染め かたぞめ katazome 各種の図柄を彫った型紙を当てて染める染色方法の一種。一般には友禅染めとして知られるが、元来は甲冑の韋染めとして用いられた。
10056 酢漿草 かたばみ katabami 平安期にみられる四方を花先形に切り、その間に猪の目を透かした大座。「酢漿草」の紋に似ているところから付けられた江戸期の仮称。代表的遺物として広島県厳島神社蔵(国宝)「紺糸威大鎧」、愛媛県大山祇神社蔵(国宝)「逆澤潟威大鎧」の大座がある。
10057 片身替 かたみがわり katamigawari 左右の色目を替えた威毛。代表的遺物として奈良県石上神宮蔵(重文)「片身替色々威腹巻」、高知県山内神社宝物資料館蔵「片身替色々威胴丸」等がある。また奈良県春日大社に左右を萌黄と紫とに威分け、その中央に澤潟を配した威毛の大鎧があったが、寛政三年(1750)の火災で焼失し、現在は「甲冑金具」の名目で重文に指定されている。
10058 甲冑 かっちゅう katchu 『日本書紀』、『続日本後記』、『三代実録』等に散見され、「鎧(よろい)兜(かぶと)」の同義語。
10059 甲冑師 かっちゅうし katchushi 「鎧師」ともいう。甲冑を作る職人。
10060 金具廻り かなぐまわり kanagumawari 甲冑の主要金具部分の総称。眉庇、胸板、脇板、壷板、押付板、鳩尾板、障子板、冠板等の類。また小札板との接続の方法として「威付」、「緘付」、「革吊」、「威緘付」、「蝙蝠付」等がある。
10061 衡胴 かぶきどう kabukido 江戸期の「長側」の俗称。
10062 かぶと kabuto 「冑」とも書く。頭部の保護が目的とし、主に「兜鉢」と「シコロ」と称する二つの部分で構成されている。「被る」の動詞が語源といわれている。
10063 兜立 かぶとたて kabutotate 「兜掛」ともいう。兜を飾るための木で作られた骨組。
10064 兜の緒 かぶとのお kabutonoo 『杉原本保元物語』、『平治物語』、『承久記』等に散見され、南北朝期以降には「忍の緒」とも称した。兜の装着に際して顎の下で締める緒。平安、鎌倉期には響穴からとられたが、以降は「三所付」、「四所付」、「五所付」等にみられるように力金もしくは根緒からとられるようになった。
10065 兜櫃 かぶとびつ kabutobitsu 兜を納めるための櫃(箱)。江戸期のものが稀にみられる。
10066 か文 かもん kamon 襷文の間にみられる木瓜紋に似た花の模様。広島県厳島神社蔵(国宝)「小桜威大鎧」に用いられている絵韋にみられる。
10067 繰る からくる karakuru 鉄鋲でかしめて留めること。
10068 緘の穴 からみのあな karaminoana 小札の上から一段目と二段目の縄目部分の穴。
10069 かわ kawa 「押韋」、「揉韋」ともいう。韋威、韋緒、絵韋、小縁等に用いる鹿のなめし皮。
10070 かわ kawa 練革(牛皮)、包小札や内張に用いる漆を塗った馬皮の類。
10071 革畦目 かわうなめ kawauname 赤革を用いる畦目。平安、鎌倉期に多くみられる。
10072 韋緒 かわお kawao 韋で作られた紐。江戸期には、先端の処理として一方を矢筈(V形)に切り、もう一方を剣光(三角形状)に切るのが通例である。
10073 変わり兜 かわりかぶと kawarikabuto 「変わり形兜」、「張懸兜(はりかけかぶと)」ともいう。安土桃山期以降に流行し、内鉢(主に簡易兜の類)の上に練革や和紙を張り懸けて様々な造形を作り上げた兜の総称。『武用辧略』に多くの種類が紹介されているが、その存在が疑わしいものも多数ある。
10074 簡易兜 かんいかぶと kanikabuto 星兜、筋兜以外の略式兜の総称。帽子兜、頭形兜、桃形兜、突はい形兜等の類。1976年に「兜のみかた」の中で著者である浅野誠一氏によって提唱された語。
10075 冠板 かんむりいた kanmuriita 金具廻りの一種で、袖、栴檀板の最上部の金具。または籠手の最上部の金具。
10076 菊重 きくがさね kikugasane 菊座を重ねた座金。代表的遺物として東京都御岳神社蔵(国宝)「赤糸威大鎧」、同蔵(重文)「紫裾濃大鎧」等の据金物がある。
10077 菊重鋲 きくがさねびょう kikugasanebyo 単に「菊鋲」ともいう。頭を菊の花弁に似せて作られた鋲。
10078 菊座 きくざ kikuza 縁の凹凸を菊の花弁に似せて作られた座金。
10079 菊丸 きくまる kikumaru 菊座を重ねた座金。代表的遺物として東京都御岳神社蔵(国宝)「赤糸威大鎧」、同蔵(重文)「紫裾濃大鎧」等の据金物がある。
10080 鳩尾板 きゅうびのいた kyubinoita 金具廻りの一種で、大鎧の左胸の隙間を埋めるために高紐に縛り付ける金具。
10081 切付小札 きりつけこざね kiritsukekozane 「きっつけこざね」とも読む。「当世小札」の別称。
10082 絎紐 くけひも kukehimo 「平絎」と「丸絎」とに分けられ、布帛や韋を絎けて(縫って)作られた紐。各々を参照。
10083 草摺 くさずり kusazuri 胴の下部に下がる垂。大鎧は前後左右の四間。胴丸は八間、腹巻は五間と七間を通例とするが、一層の分割化が起こった室町末期に至っては最高十三間のものまでみられる。そして、当世具足になると減少化が起こり、六間と七間でほぼ定着する。
10084 具足 ぐそく gusoku 「当世具足」の略称。もしくは室町後期以降の甲冑の総称。隙間なく塞ぐという意味から「具に足りる」の字を当てて名付けられたといわれている。
10085 茱萸 ぐみ gumi 中央が太くて両端がやや細く作られた管状の金物。それに緒を通して三角形状になるように綿噛から取り、袖の緒を縛る「袖付茱萸(そでつけのぐみ)」、壷板の中央から取り、引合緒を縛る「壷緒茱萸(つぼのおのぐみ)」がある。形状が茱萸(グミ)の実に似ているところから名付けられた。
10086 繰締 くりじめ kurizime 胴の装着に際して、胴尻に下がる綰と鐶に緒を通して締め寄せること。
10087 紅糸 くれないいと kurenaiito 紅花から取れる染料で漬染した鮮やかな赤い糸で組まれた組紐。紫外線等の影響で黄色く変色するのが特徴である。
10088 紅糸威 くれないいとおどし kurenaiitoodoshi 『吾妻鏡』、『源平盛衰記』等に散見され、総体に紅糸で威した威毛。代表的遺物として奈良県春日大社蔵(国宝)「紅糸威梅金物大鎧」、同県長谷寺蔵(重文)「紅糸威大鎧」、広島県厳島神社蔵(重文)「紅糸威丸胴具足」等がある。
10089 紅糸威中白 くれないいとおどしなかじろ kurenaiitoodoshinakaziro 総体に紅糸で威し、中間を白糸で威した威毛(胴白ともいう)。代表的遺物として兵庫県太山寺蔵(重文)「紅糸威中白腹巻」がある。
10090 紅裾濃 くれないすそご kurenaisusogo 『平家物語』、『源平盛衰記』、『吾妻鏡』等に散見され、赤系の繧繝を裾に向けて濃く威した威毛。中世の遺物は認められないが、江戸復古調期のものに多々みられる。
10091 鍬形 くわがた kuwagata 兜の前を飾る一双の立物。平安、鎌倉期のものは「鉄鍬形」と称し、鍬形台と一体となった形式を示している。またその原型は古代の鍬先にあるといわれ、農耕を象徴したものともいわれている。以後「長鍬形」、「大鍬形」、「小鍬形」、「三つ鍬形」などと称する形式のものが各時代に流行する。また異形のものとして「尾長大鍬形」、「木葉鍬形」と称するものがある。各々を参照。
10092 鍬形台 くわがただい kuwagatadai 鍬形を支えるために眉庇に取り付けた台。
10093 毛沓 けぐつ kegutsu 『前九年合戦絵巻』、『伴大納言絵詞』等に散見される毛皮製の履物の総称。
10094 消焼 けしやき keshiyaki 水銀に熱を加えて蒸発させ、混合させた粉や箔を定着させる古来のメッキの方法。金粉、銀粉等を用いる「粉消」と金箔、銀箔等を用いる「箔消」とに分けられる。前者は凹凸のある彫金部分に用いられ、後者は平面的な部分によく用いられる。
10095 毛喰の溜 けばみのため kebaminotame 本小札の一枚一枚にみられ、小札と小札の間に威を挟み易くするために付けられた溜。
10096 源氏打 げんじうち genziuchi 丸打の紐の一種。室町期の胴丸、腹巻等の高紐等に多く用いられ、色糸で「W」を連続して編み出した紐。
10097 ko 鈷は「金剛杵」ともいい、もともとは古代インドの武器として用いられたものであり、これを密教では煩悩を破砕する菩提心の象徴として用いられる。
10098 後勝鐶 こうしょうかん kosyokan 「笠印付鐶」ともいう。総角や兜印を結ぶために兜鉢の後部に打たれた鐶。
10099 蝙蝠付 こうもりづけ komorizuke 「金具付」の手法もしくは「揺(ゆるぎ)」の一種。蝙蝠のように何処にでも簡単に下げられるという意味から生じた語。小札板を縛り付けた韋や布帛を金具廻りに重ね合わせて、韋や糸で綴じ付ける手法。喉輪、曲輪、脇楯等にみられる。同様の手法が揺としても用いられる。
10100 蝙蝠付韋 こうもりづけがわ komorizukegawa 大鎧の左右の草摺を吊る韋。もしくは喉輪や曲輪の須賀を吊る韋。「蝙蝠付」を参照。
10101 小刻 こきざみ kokizami 周縁に無数の微小な刻みを入れること。
10102 小刻座 こきざみざ kokizamiza 小刻を入れた座金。「小刻」を参照。
10103 小具足 こぐそく kogusoku 三者(みつもの 兜、胴、袖)以外で甲冑に付属する部品の総称。脇楯、喉輪、曲輪、面具、籠手、佩楯、臑当、満智羅、甲懸等の類。
10104 小具足姿 こぐそくすがた kogusokusugata 小具足のみを装着した姿。
10105 国宝甲冑 こくほうかっちゅう kokuhokatchu 青森県櫛引八幡宮蔵「白糸妻取大鎧」、「赤糸威菊金物大鎧」、東京都御岳神社蔵「赤糸威大鎧」、山梨県菅田天神社蔵「小桜黄返大鎧」、奈良県春日大社蔵「紅糸威梅金物大鎧」、「赤糸威竹雀金物大鎧」、「黒韋威胴丸」、岡山県蔵「赤韋威大鎧」、愛媛県大山祇神社蔵「逆澤潟大鎧」、「紺糸威大鎧」、「紫綾威大鎧」、「赤糸威胴丸鎧」、広島県厳島神社蔵「小桜威大鎧」、「紺糸威大鎧」、「浅葱綾威大鎧」、「黒韋威胴丸」等の甲冑十六領と奈良県春日大社蔵「籠手一双」が現在国宝に指定されている。
10106 小鍬形 こくわがた kokuwagata 『文正記』、『大友興廃記』等に散見され、特に小型の鍬形と想像される。代表的遺物として広島県厳島神社蔵(国宝)「黒韋威胴丸」の兜にみられる。
10107 小桜韋 こざくらがわ kozakuragawa 型紙を用いて小さな桜の模様を無数に引染めた韋。
10108 小桜威 こざくらおどし kozakuraodoshi 『吾妻鏡』、『源平盛衰記』、『太平記』等に散見され、総体に小桜韋で威した威毛。代表的遺物として広島県厳島神社蔵(国宝)「小桜威大鎧」がある。
10109 小桜黄返 こざくらきがえし kozakurakigaeshi 『源平盛衰記』、『平家物語』等に散見され、小桜韋に顔料の黄を重ね染めた韋で威した威毛。代表的遺物として山梨県菅田天神社蔵(国宝)「小桜黄返大鎧」がある。
10110 小札 こざね kozane 甲冑を形成する上での根本的な材料で、主に本小札、伊予札、挂甲札等に別れ、鉄(鉄札)、革(革札)で作られた細長い短冊状の板。最も基本的な本小札には、二列に七個と六個の穴をあける。
10111 小札板 こざねいた kozaneita 小札を重ね合わせて下緘を終え、漆を何度も塗って固めて作られた板。
10112 五星赤韋 ごせいあかがわ goseakagawa 五曜文を連続して白く染め抜いた赤韋。鎌倉期から室町後期頃までの小縁(こべり)に用いられている。
10113 木葉鍬形 このはくわがた konohakuwagata 全体を木葉に似せて作られた鍬形。代表的遺物として島根県佐太神社、栃木県二荒山神社等の蔵品がある。
10114 こはぜ kohaze 緒を繋ぎ留めるための金具。その形状から「笠鞐」と「責鞐」とがある。高紐を上下に繋ぎ留める金具。脇板と立挙を繋ぎ留める金具。綿噛に籠手を繋ぎ留める金具。当世具足には水牛の角や象牙で作られたものも用いられている。
10115 小縁 こべり koberi 地韋の外郭に沿って伏組で縫い付けられた縁の韋。「小縁韋」、「縁韋」とも称し、各時代によって赤韋、五星赤韋、菖蒲韋、藍韋等が用いられている。
10116 小縁韋 こべりかわ koberikawa 絵韋の外郭に沿って伏組で縫い付けられた縁の韋。「小縁」、「縁韋」とも称し、各時代によって赤韋、五星赤韋、菖蒲韋、藍韋等が用いられている。
10117 紺糸 こんいと konito 藍に漬けて紺色に染めた糸で組まれた組紐。
10118 紺糸威 こんいとおどし konitoodoshi 『延慶本平家物語』、『源平盛衰記』、『太平記』等に広く散見され、総体に紺糸で威した威毛。代表的遺物として広島県厳島神社蔵(国宝)「紺糸威大鎧」、鹿児島県鹿児島神宮蔵(重文)「紺糸威大鎧」等がある。
10119 紺裾濃 こんすそご konsusogo 『太平記』に散見される「紺下濃」の同義語と想像される。中世の遺物に一例も認められないが、一般に『平治物語絵詞』、『蒙古襲来絵詞』等にみられる青系の繧繝を裾に向けて濃く威した威毛をいう。江戸復古調期のものに多々みられる。
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Last modified: 2012-11-26
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